題「コラテラル」
(原題"Collateral")
2004年米 監督:マイケル・マン 主演:ジェイミー・フォックス
媒体:劇場
(あらすじ)
「その夜は、いつもと同じように始まった・・・」
マックスはロスのタクシー運転手。
「セレブ御用達のリムジン会社を起こしたい」という夢を持ちながらも、この12年間客を乗せて運転するのはずっと黄色いタクシーだ。
転がり込む非日常といえば、ちょっと美人で知的な客ぐらい。
その女性、検事のアニーに自分の心のオアシスの南の島のポストカードを渡すマックス。
そして次の客を乗せる。銀髪のグラサン男ヴィンセント。
彼は「今夜中に5人の友人と会わなきゃならない」といい、600ドルで一晩付き合ってくれと言う。
リムジン会社設立のため、それを受けたマックス。
しかし、一箇所目で食事を摂っていたマックスのタクシーの頭上に、死体が降ってくる。
恐れおののくマックスの前に現れたヴィンセントはこともなげに「俺は銃を撃っただけ」とのたまう。
ヴィンセントは麻薬組織の雇った殺し屋であり、今夜中に取引を知る5人の証人を消す任務を帯びていたのだ!
かくして死体をトランクに隠し、ヴィンセントに命じられるままタクシーを走らせるマックス。
しかし彼はヴィンセントへ決死の反撃を試みる・・・
(感想)
チョウかっこいい!(映画が違う)
まずトムがカッコイイ。シブい。
そしてジム・フォックス。そんなに正義感に溢れてるわけじゃない、でも黙って殺人者の意のままには操られない、そんななけなしの勇気。カッコイイ。
マイケル・マン監督だけあって二人の会話でもそれぞれの信念のぶつかり合いがあったり、
単なる殺人鬼ではなく、あくまで知的でクールな殺し屋のヴィンセントに影響されマックスの心境に変化が生じたりと、人間ドラマも良い。
ちなみにある雑誌で「プロの殺し屋であるヴィンセントの仕事ぶりはあまりに乱暴」とか書かれてましたが、個人的には「麻薬組織」が証人を消すんだし、見せしめ的に派手に殺すというのもあるのでは?と思います。
そしてコヨーテがタクシーの前を横切るシーン、そこで流れるオーディオスレイブ!最高です。
このサイト的には割と知名度の高い作品ですが、それだけオススメなんですよう!