「パニッシャー」
(原題"The Punisher")
2004年米・独 監督:ジョナサン・ヘンスリー 主演:トム・ジェーン
媒体:レンタルDVD
(あらすじ)
FBIに勤める一児の父、フランク・キャッスルは潜入捜査官だった。
武器密売の摘発を終えた彼はロンドンへの引越しを前に、父の仕切るパーティーに出向いた。
彼の故郷で、自分と妻の家族が一堂に会したパーティー。そのの最中、突如鳴り響く銃声。巨大な犯罪組織のボス、ハワード・セイントが送った殺し屋だった。
おとり捜査中、自分の息子を殺されたセイントの復讐の銃弾に、次々と倒れてゆくフランクの家族。フランクは父と共に応戦するが時既に遅し、妻子をも失い、自らも死に掛けたフランクだが、近くの島に住むカンデラリアに助け出され九死に一生を得る。そして月日が経ち、フランクは自分の家へと戻ってくるが、もはやそこに笑い声が響くことはない。
死の直前に息子が買ったTシャツ-胸に大きくドクロが描かれている-を手に、フランクは誓う。
「復讐などでは終わらせない-計画的に、最大限のダメージを奴に与えてやる」
フランク・キャッスルは死に、"パニッシャー"(罰する者)の闘いが今、始まる。
(感想)
MARVELのコミックの映画化。とはいえ、僕が知ってるのは最初「スパイダーマン」に登場したキャラクタ、ってことぐらいですが(^^;)
いわゆる超人ではないんですが、元スゲー強い軍人、という事で強いんです。タフなんです。
スパイダーマンがライバックやターミネーターとするなら、パニッシャーはマクレーン警部補やカイル・リースってトコですかね。
で、家族を殺されて復讐だって話になるんです。この映画の見所はずばりココ(当然)。復讐のために入念に準備して、徐々にセイントを追い詰め、クライマックスでドドーンとド派手なドンパチをぶちかます!
そこで観客はワーっとなって、スカーッとするんですね。
そして、パニッシャーが住み着いたアパートの住人が、なんかダメ人間ばかりなんですけど、実は芯が強くて、魅力的なんですね。
この隣人3人組が、パニッシャーと仲良くなろうと、夕食に誘う辺りから、アパートが大変なことになって、その後の隣人の行動っていうのに、僕は軽く感動すらしたんですね。丹念な人間ドラマではないけども、なかなか好感の持てる脚本です。
パニッシャーの元に送られる殺し屋のキャラも良い。僕は1人目が好きです。
根本的には根暗な匂いが漂ってくるんですが、そういった所々のユーモアがそれを打ち消してくれるのでその分見やすくなっていますね。是非家族でどうぞ(何
<関連リンク>
[リメイク/リメイク元]
「パニッシャー(1989)」(同原作コミックの最初の映画化)