題「エル・マリアッチ」
(原題"El Mariachi")
1992年米 監督:ロバート・ロドリゲス(兼 製作/原案/脚本/撮影/SFX/編集)
主演:カルロス・ガラルド(兼 製作/SFX)
媒体:レンタルDVD
(あらすじ)
白昼堂々、かっての仕事仲間の送り込んだ殺し屋を返り討ちにし、
脱獄する男、アスール。子分とともにある町へと向かう。
その町にいるのは殺し屋を送り込んだモーリシオ。
彼の息のかかった酒場で大虐殺を行うアスール。それを知ったモーリシオは
彼の来訪を部下に伝えるが、彼らは男の外見を知らない。
モーリシオは告げる、「黒ずくめの服に武器の詰まったギターケース、それがやつのトレードマークだ」
しかし同じ頃、同じいでたちの別人がその町にやってきた。
マリアッチ(=流しの歌手)を目指す彼は仕事を探しにきた。
とりあえずホテルを探すが、その管理人は彼を見てアスールと勘違い。
まどろむマリアッチの部屋へ、電話を受けたモーリシオの部下が迫る・・・
(感想)
ロバート・ロドリゲスの「エル・マリアッチ」三部作第一部にして衝撃のデビュー作。
わずか7000ドルで作られたとは思えないクオリティである。
よく出来たシナリオ、編集のマジック、創意工夫の撮影。
全うな映画としては三部作で一番出来がいい(笑)。
三部作の(とはいっても続編ではそれぞれ細部が異なり、正当な続編ではない)二作目「デスぺラード」の冒頭の夢のシーンも登場するので、ファンは要チェックだ。
また、映像特典に思いがけない撮影法やショートフィルムなども収録されているので、
出来ればDVD版で観て欲しい。
とにかくカッコイイ映画である。メキシコのエキゾチック感もナイス。